山岸の水路跡 1
山岸1丁目 山賀橋渡ってすぐ
出典:国土地理院を元に作成 クリックで拡大
山岸地区を通る水路については、「暗渠がずっと続いている」や、「河北の桜川」などで紹介しましたが、ほかにも多くの水路跡が潜んでいます。
田圃が多かったこと・区画整理が行われないまま宅地になったことなど、立地条件が「仙北町」や「上田」に似ており、痕跡の残りやすい場所だったと考えられます。
私が見つけることのできた範囲で、これらの経路を辿ってみました。
2021年10月29日、2022年3月29日にかけて歩いた記録です。
出典:国土地理院を元に作成
今回の地図。中津川を渡って、山岸1丁目に入ったのですが・・。
2021年10月29日に撮影
山賀橋を渡ってすぐの場所。何気なく左を見たら、こんな怪しいところが。
これは水路跡でしょう。
突き当りがネットフェンスで塞がれていますが、更にその奥、左の緑のフェンスと右の白いネットフェンスに挟まれた部分も、水路跡の続きに見えます。
出典:もりおか歴史文化館収蔵『城下及近在図』を元に作成
古地図に描かれている、この水路の痕跡ではないかと思われます。
公図をとってみると、やはり水路跡でした。
山岸地区はまだ古いままの図面なので、今は存在しない道や水路も描かれています。
それはありがたいのですが、現況との違いが大きく、公図の解読には時間がかかります。この後の山岸地区の確認でも、それに悩まされることになります。
続きます。