消えた 北上川上水堰(北上川上水路)1-2
とにかく現場へ
出典:国土地理院・「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二) を元に作成
現況の地図と、明治44年(1911)の地図を QGIS(GISについてはこちら→) で重ね合わせ、これを元にしながら、グーグルマップの航空写真で怪しい場所がないか探していきます。
現金なもので、「あるか、ないか、分からない」と思っていたときには見えなかったものが、「ある」と分かった途端に見えてくるのです。
何箇所か痕跡らしい地点を見つけましたが、完全に宅地や農地になっているところもありそうです。
この時は、まだ 上田4丁目と高松2丁目 田圃跡の水路 4-2 水源の考察 の延長上で考えていたため、とりあえず高松2丁目の「手掛の松緑地」付近から、上流の北側に向かって調べることにしました。
2022年11月7日に歩いた記録です。
出典:国土地理院を元に作成
ここには以前、上田4丁目と高松2丁目 田圃跡の水路 3-1 のときにも来ていましたが、そういった痕跡には全く気が付きませんでした。
2022年11月7日に撮影
この碑の裏側あたりが、経路ではないかと思うのですが、
その場所にあった、コンクリート製の大きな枡のようなもの。2m角くらいの大きさです。完全に埋もれていて、正体も分かりませんが、気になります。
緑地の下に降りて、先程のコンクリート枡を見上げています。
写真左側(北側・北上川上流側)が、水路が来ていた方向です。
が、左側を見ても、崖と林しか見えません。
標高や等高線からしても、この辺りを通っていたはずなのですが、ちょっと信じられません。