岩手川 仙北町工場
2007年解体
明治5年(1872)に創業した「浜藤」、後の「岩手川」仙北町工場です。
平成18年(2006)株式会社 岩手川が自己破産を行い、この敷地にある建物は全て解体されることになり、解体前に調査に入ることになりました。
2007年10月11日撮影
この背の高い建物には、アルコール蒸留塔が入っていました。焼酎の製造をしていた時期があったそうです。
2007年10月11日撮影
周辺の増築部分が解体され、姿を表した内藏。明治以前のものと言われていました。
2007年5月2日撮影
初めてこの蔵に入った時、「なにかいる」ような感じがしました。それが妖怪なのか、蔵付きの酵母なのかはわかりません。
霊感とかではなくて、「いかにも神様がいそうな場所に建っている神社」みたいな感覚です。
2007年5月9日撮影
ここの柱梁などの部材は、解体後保管されていたのですが、諸事情により廃棄されました。
2007年5月10日撮影
これも明治以前に建てられたと言われる「新蔵」。
2007年10月11日撮影
2007年の末には更地となり、現在はマンションと住宅地になっています。
・参考文献『こころの酒 岩手川』2015年4月2日、盛岡まち並み塾調査活用委員会 渡辺敏男
もりおか町家物語館 で取り扱っています。