寄川 - 浮島公園跡の水路跡 1-3
寄川
2025年5月5日に撮影
ほぼ5年ぶりの再訪。草刈りなどの保全はされている様子です。
この中を2本の水路が通っていました。
反対側に回って水門。ここも以前より草木が少なくなっています。
門の底部がコンクリートで補強?嵩上げ?されています。この水門は北上川の重要水防箇所(水害の際、弱点となる部分)に指定されていましたが、2024年には指定が解除されています。この工事を行ったことで「弱点」ではなくなったということでしょうか。
また左右の門扉の大きさが違うのでよく見てみたところ、左側門扉の下部が切断されていました。おそらくコンクリートを打つときに邪魔なので切り取ったと思われます。つまりこの水門は、その時点で上げ下げが不可能だったはずです。
門にタイル埋込で「1962-9」(昭和37年)と書かれてあります。東北本線の複線化工事に合わせて設置されたと考えられます。
門の横にあった橋の銘板。「寄川橋りょう」とあります。
この水路は「寄川」と呼ばれていたのではないか、と思いまた色々調べました。
出典:もりおか物語 4 仙北町かいわい
「もりおか物語 4 仙北町かいわい」の巻末にあった明治期末の地図に「よる川」の記載を見つけました。やはりこの水路の名前でした。
終点1に向かう経路はあまり変化がなく、かつ古い経路の痕跡が残っていないようなので、終点2にむかう2本目の経路を探してみます。