雫石川から小諸葛川へと水路跡を遡る 6-3
様々な痕跡と「本流」の発見
2024年11月5日に撮影
先程の開渠の続きを追って、裏側に回り込みました。ここで河岸段丘を越えていたのか、2mくらいの段差があります。
この場所で、真後ろを振り向くと、
住宅地の間を進んでいく水路跡があります。
事前に航空写真で確認していたのも、この経路だったのですが、周囲をよく見ると、この方向は「本流」ではない、と感じました。
一応この先も確認したのですが、あまり明確な「続き」は見つかりませんでした。
先程の開渠の裏側です。道路沿いに微妙な空地とごみ集積場があり、こちら側が「本流」だと思います。
空地の続きには、これまた微妙な花壇になっている植栽帯があり、道路を挟んで反対側にも続いています。
実は開渠の裏側に回り込んでくる途中、この花壇を目にしており、瞬時に「怪しい」と思っていたのでした。
後ろを振り返って撮影。丸印が先程のごみ集積場です。
そこから続く、車両通行止めのバリカーがある道。これも水路跡の続きです。
こういった自動車の入れない道は「暗渠」の可能性がある、ということを、メールで教えていただいた youtubeチャンネル「道との遭遇【CBCテレビ公式】」で知りました。構造的に自動車の荷重に耐えられない暗渠を、道として利用したときに、自動車が入らないようにしているのだと思います。
公図を取って解析してみました。様々な要因が組み合わさった複雑な水路跡です。
ごみ集積場前の道路が、実はまるごと水路敷地だったとは・・。