盛岡の水路跡


国道4号と106号に分断された水路 2-2

あと、盛岡市道茶畑1丁目7号線


茶畑-中野水路跡

地図出典:国土地理院を元に作成。

 この続いていた水路が分断されたのは、国道4号線盛岡バイパスと106号線のせいだと思っていたのですが、その前にも似たようなことが起こっていました。


茶畑地区区画整理事業

出典:国土地理院を元に作成。

 昭和40年(1965)の航空写真です。緑で色付けした範囲は、盛岡市が昭和34〜46年(1959〜1971)に行った、「茶畑地区区画整理事業」の範囲です。

 区画整理で作られた、黄色で色付けした広い道路が、水路を横断しているのがわかります。

 これが現在「盛岡市道茶畑1丁目7号線」として残っている道路です。


国土地理院、空中写真

出典:国土地理院を元に作成。

同じく昭和40年(1965)の航空写真。

 しかし「盛岡市道茶畑1丁目7号線」は、昭和42〜43年(1967〜1968)の国道4号線盛岡バイパス工事、そして昭和43年(1968)の国道106号線の改良工事によって、完成していた北側部分が取り壊されたようです。


盛岡市道茶畑1丁目7号線

出典:国土地理院を元に作成。

 北側に、国道4号、106号と南部会館まで乗っかり、頭を106号に抑えられ、市道茶畑1丁目7号線は、広い割に、道路としては中途半端な形となってしまいました。

 そして同時に、水路も完全に分断され、その役目を終えることになりました。


グーグル

出典:グーグルを元に作成。

現在の状況です。

 



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