2. こんなのは水路跡かもしれない
道のような細い空地
道のようで道ではないような、入っていいのか迷う細い空地。
以前あった水路が埋められた跡、というのが多いようです。地元の方の通路になっていたり、庭の一部になってしまっていたり、正式に土地を払い下げて使用している場所もあります。
コンクリートの道
こういったコンクリートの道は「暗渠」(水路が地下に埋まっているもの)になった水路で、まだ現役の水路として使われているものがほとんどです。
歩道になっているものが多く、コンクリートの上にアスファルト舗装がしてあって、一見暗渠と気が付かないものもあります。
突然の歩道
周囲には歩道などないのに、突如として細い道路で歩道に出会うことがあります。これも水路跡を歩道として再利用している例です。
流れの縦方向 山岸の水路跡 2-1 山岸1丁目 木製電信柱から岩谷稲荷神社へ
流れの横方向 仙北町の水路跡 4-1 もう一本の水路跡へ
ごみ集積場所
地方自治体の管理している水路跡では、ごみ集積場所として使っている例をよく見ます。水路の流れの縦方向ですと幅がちょうどよく、横方向だと奥行きがよいようです。
他にも資源回収の倉庫とか、大きいものでは公民館、町内会集会場など、小規模な公共施設になっているところもあります。
航空写真で見つかる妙なところ
航空写真を見ていると、川としか思えない曲線を描いている道路や境界線など、 怪しいものは 意外と見つかります。
これは盛岡市山岸をグーグルマップの航空写真で見て、怪しいところを赤線でチェックしたもの。実際に現場に行ってみると、大当たりだったり「ハズレ」だったりと、いろいろなのですが、それが現場調査の醍醐味だったりするわけなのです。
それ以外にも、わかりやすい例としては、
ここは割と有名(ですが未紹介)
道路に橋の跡が残っているとか、
突如として、水門が現れるとか、
堂々と表記してあるところもあります。