盛岡の木製電柱


2. とりあえず種類を分けてみる


 発見したものは確かに木製なのですが、微妙に「電柱」と言い難いものもあったりしたので、とりあえずざっくりと分類することにしました。


木製電力柱

 主たる目的 電気を配る電力線を架けるもの。

 厳密に言うなら、株式会社東北電力ネットワークが管理しているもの、となるのでしょうか。それ以外の民地の引き込み柱や、今は使われていないが電力柱だったらしいものなど、電気関連はこれにまとめることにしました。

 2023.3.30 「木製電力柱」は、株式会社東北電力ネットワークが管理していると思われるものに限定しました。これらは2023年3月の段階で、発見したほぼ全部がコンクリート柱に交換されてしまい、現存していません。

 それ以外の電力関連は「木製電力引込柱など」に分類しなおして、マップも訂正しました。


木製電力柱01 木製電力柱02プレート

 見事な木製電力柱。電力の柱に電話線も架けるなど、管理者が違うものを取り付けるのを「共架」といいますが、これは電話線と街路灯が共架されています。


木製電力引込柱など

 電力関係で、東北電力ネットワークが「管理していない」と思われるもの。

 民地にある電力の引込柱や、未使用の電力柱など。


木製電力引込柱 未使用の木製電力柱

 左:民地に立つ電力線の引込柱。これらは東北電力ネットワークが「管理していない」ためか、残っているものが多いです。

 右:使用されなくなった電力柱?。


木製街灯柱

 主たる目的 街路灯を取り付けるもの。

 公衆街路灯や照明の取り付けに使っている柱は、ここに分類しました。


木製街灯柱02 木製街灯柱03プレート

 公衆街路灯。プレートに書かれている番号は、おそらく東北電力との電力契約種別「公衆街路灯A」での契約番号ではないかと思います。


元木製電柱の再利用

 主たる目的 木製電柱を再利用、転用したもの。

 明らかに元「電柱」なのを見つけてしまったので、一応分類します。


木製電柱の転用01 木木製電柱の転用02ボールネット

 とある学校の校庭にあった、ボールネットフェンスの柱に転用された木製電柱。桟木を外した跡や、てっぺんのトタン板の帽子が残っています。


木製電信柱

 主たる目的 電話線を架けるもの。

 民地への電話線引き込み柱のようですが、電電公社だけが使用し、電話線のみの木製柱は珍しい(まだ1本しか見つけていない)ので分類しました。

 2023.3.30 今まで「木製電力柱」と思っていたものの中に、何本か木製電信柱があったので、マップを訂正しました。


木製電信柱 木製電信柱02プレート

 左:電力柱と並んで立つ木製電信柱。よく見ると電話線しか架かっていない。

 右:電電公社のマークが残るプレート。



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