盛岡の水路跡


続・南仙北の水路跡 1-1

河岸段丘を追って


全体図

出典:国土地理院を元に作成、クリックで拡大

 2021年3月に、津志田~南仙北を歩いた経路 の続きとなります。
 随分と時間が経ってしまいましたが・・。


今回の経路

出典:国土地理院を元に作成

 この続きを調べたきっかけは、あのとき見つけた「階段」です。


階段

2021年3月31日に撮影

 これがその階段。なぜか気になって撮りました。

 後になって思えば、南仙北や津志田のあたりは「平らな場所」という印象があったので、違和感を覚えたのだと思います。


標高地図

出典:国土地理院を元に作成

 標高を調べてみると、約2mの段差が南北に続いています。北上川か雫石川かは分かりませんが、旧流路による河岸段丘でしょう。

 そうなると崖沿いに、水路か水路跡が続いているのではと思い、2023年3月24日に現場へ向かいました。既に2年も経っていますね。


起点の段差

2023年3月24日に撮影

 ここが今回の起点。1.5mほどの段差が南方向に続いています。振り返った反対側は宅地造成されているのか、段差らしきものは見当たりませんでした。

 ただ、ここには水路跡はないようです。


横道

 河岸段丘から少し離れた位置に水路跡を見つけました。航空写真から判断すると段丘沿いではなく、こういった区画だった田圃の痕跡のようです。


行き止まり

 この水路跡を追っていくと河岸段丘沿いに出そうですが、この先は行き止まりなので、ぐるっと回り込みます。


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