業務内容と所持資格
二級建築士事務所として
建築の調査・計画・設計・工事監理、そのほか敷地・建物に関わる様々なご相談・業務をお受けいたします。
二級建築士ですので、設計できる大きさが、高さで3階、広さで150坪くらいまでとお考えください。
住宅の設計と、古い建物の調査・改修を多く手がけてきました。
前事務所では、明治時代の古い煉瓦造建築から、現代の鉄骨造・鉄筋コンクリート造のビル、様々な店舗や施設にも関わりました。
古い木造家屋を実測して、現状の図面を作成したり、傾きや沈下、破損箇所などを調査して、修理の方針を立てる、などの仕事を得意としています。
以前、お客様(専門用語で「施主」といいます)に、業務内容の説明用として作った文書をPDFにしましたので、興味のある方はご覧ください。
調査業務内容について(PDF)
調査・設計・工事監理 業務内容について(PDF)
わかりにくい業務として「工事監理」というのがあります。「現場監督をするんですか?」とかよく聞かれますが、そうではありません。
簡単に言うと「工事をしている業者が、設計図どおりにやっているか?」をチェックすることです。もちろんそれ以外にも、質疑に答えたり、業者と相談、打ち合わせを行って、工事を円滑に進める役目もあります。
また探偵業法による探偵業届出 第21200002号 も提出しておりますが、建築・土地関連の調査業務の延長としてですので、浮気調査とかは無理です。
下記の資格・講習等を所有・修了しております。役に立つものも、立たないものもありますが、ご参考まで。
建築・土地 関連
運転・操縦 関連
教育・その他
建築・土地 関連
■二級建築士免許証 岩手県登録 第 7481号
建築の設計には必須の資格。よく「一級の免許を取らないの?」と聞かれますが、自分の能力で責任がとれない仕事をするのは危ない、と感じており、無理せず手の届く範囲でやっております。二級と違い、一級は設計の規模・面積に制限がありません。
■測量士補 登録 第H24-2978号
土地などの測量を行う業務で測量士の「補佐」を行う者の資格。厳密な測量はできませんが、調査や設計段階で土地の現状を把握するための、技術と知識を得るために取りました。
■甲種防火管理修了証 第H22A189号
規模が大きかったり、多数の人が出入りする建物は、防火管理講習を修了した防火管理者が、消防計画などを立てて管理する必要があります。
これらの内容を知っておくことで、建築の安全への設計・監理に役立つと思い受講しました。余談ですが、防火管理の講習は、都市生活でのサバイバル情報としても有用だと感じました。
■食品衛生責任者修了証書 岩食99第23-35号
飲食店などで施設の衛生を管理するのが食品衛生責任者です。前事務所で飲食店や厨房の設計をしているときに、勉強と思って受講しました。
■岩手県被災建築物応急危険度判定士 29-007
地震などの災害時に、被災した建物の安全性をとりあえず判断する、というのが応急危険度判定です。壊れかけた建物を調べて、まだ大丈夫とか、入ってはいけないなど、被災建物のトリアージをするみたいなものです。
■岩手県木造住宅耐震診断士 第1379号
名前の通り、木造住宅が地震に対してどれだけ安全かを調べます。調べるのはけっこう大変です。
■管理建築士講習修了証 第 111C-10102K 号
建築士事務所には事務所の業務状況を管理する、管理建築士を置くことが義務付けられています。といっても私1人しかいないので、自分で自分を管理するという、矛盾してるようで当たり前な状況になっています。
■建築士定期講習修了証 第 T231C-50001Y 号
姉歯事件のせいでできた制度。建築士事務所に所属する建築士は、3年に一度の定期講習を受講する必要があります。
運転・操縦 関連
■運転免許
□中型自動車8トン限定
2007年以前に取得した普通自動車免許は法改正により、この「中型自動車8トン限定」になりました。ちなみに消防ポンプ車(5〜7トンくらい)がこの免許で運転できるので、これを持っていることが知れると消防団に勧誘されたりします。
□大型特殊自動車
祖母の牧場のトラクターに乗りたかったのと、特殊車両が好きなのでつい取ってしまいました。
□原動機付自転車
浪人生の時、身分証明書代わりに取りました。今でも原付に乗っています。
■技能講習
□高所作業車
背の高い建物の、外壁や屋根の調査に使うため取りました。今までに5回ほど、実際に高所作業車を使った調査を行いました。
□小型移動クレーン
吊り下げ重量5トン未満のものが小型クレーン。簡単に言うとトラックについてる「ユニック」を動かす資格と思えばいいかもしれません。
古い建物の解体現場へ行くと、立派な柱梁や現在では作れないような細工をした部品が、廃材として捨てられる運命にあります。じゃあ自分たちでクレーンとか使ってもらってこよう、という感じで取得しました。ですが、現場で試したことはありません。そういう作業はその道のプロに任せるのが、やはり安全確実です。
□玉掛け
これはクレーンに吊り下げるものを「つけたり、外したり」する資格です。つまりクレーンは「動かす人」だけではダメなのです。
上記と同じ理由で取りましたが、責任と危険が大きいので、実際の作業はやっていません。
□フォークリフト
大型特殊の免許を持っていると、フォークリフト講習の費用と期間が若干緩和されます。それなら、と軽い気持ちで受けたのですが、後輪での操舵など慣れない操作が多くて、教官に叱られっぱなしでした。しかも実技試験に1回落ちて再講習に。こういうものは経験を積むこと、しかも若い時のが結構重要だ、と実感しました。いい年して失敗ばかりするのは経験ではなく無謀です。
■特別教育
□車両系建設機械(機体質量3トン未満)
技能講習も特別教育も、労働安全衛生法に基づいた資格ですが、特別教育のほうが短期間で試験も簡便です。そのかわり使える車両は「機体質量3トン未満」に限定されます。車両系建設機械というのは、要はショベルカーとかブルドーザーみたいなのです。
「機体質量」という呼び方が、すごく好きだったりします。
元々は建物の基礎を調査する時、人力で掘っていたのですが、深さによってはこれが大変で、機械でやりましょうよ、という話になったときに取ったものです。これもあまり使っていません。
教育・その他
■高等学校教諭一種免許状 美術 平四高一種第五三三号(更新講習未受講)
岩手大学教育学部 特設美術科を卒業するとき頂いた、というか、取らないと卒業させてもらえないのです。教員免許の更新制度は複雑でわかりにくいのですが、私の場合は「教員免許状は失効してはいないが、講習を受けないと教壇には立てない」といった状況のようです。
教育実習は中学校に行ったので期間は5週間、まだ学校が週休2日になる前だったので大変でしたが、いろいろ楽しい思い出もあります。
■赤十字救急法救急員(赤十字ファーストエイドプロバイダー)
第03-23-0013号
仙台にいたころ一度取って、有効期限が切れてしまったのですが、2018年に訓練と思って取り直しました。その後、更新を続けています。
初めて取ったとき、取った次の日に家の前で交通事故があり、びっくりしながらも事故現場を駆け回ったことがありました。赤十字の方にそのことをお話したら「取った直後に事故現場に遭遇する」という人は、なぜか一定数いるそうです。