仙北町の水路跡 3-2
暗渠の終わり 〜 新川
2021年3月6日に撮影
また視界が開けてきました。
平場の駐車場の間を抜けて、正面の家の左側を通るのかと思いきや、
直前で右に曲がり、道路に交わった後、痕跡は消えていました。
地図出典:国土地理院を元に作成 クリックで拡大
公図で見ると、この先を流れる新川(しんかわ)に合流しているようです。
新川は水路ではなく一級河川で、(一級河川の説明はよく分からないのでこちらへ→国土交通省)北上川の支流となっています。
昔々雫石川と北上川の合流点は、現在よりはるか南にあり、その後長年の堆積物によって、雫石川河口は北に登っていったと考えられています。そしてこの新川も、雫石川の旧流路が残ったものではないかと思われます。
そうなると今回の水路跡も、元々は雫石川・北上川の旧流路が水路として利用されたのかもしれません。この曲がり方は自然河川を連想させます。
では東隣の、もう一本の水路跡を遡ってみます。