桜川跡を遡る 1-1
北上川〜神子田町〜茶畑〜あさ開
地図出典:国土地理院を元に作成
盛岡市街地の河南地区、その水田を潤していた「桜川」。場所も名前も不確定なその水路を、現時点で、できる限り調べて痕跡を探し出しました。
2019.11から2020.9にかけての、歩いた記録・第一回です。
今回は、桜川が北上川に注ぐ場所から、水路跡を上流へと遡っていきます。
桜川の下流は、茶畑・神子田地区で他の水路と交わり、名称としては「鴨入川」となって北上川に繋がります。支流だったようなものです。・・と書きましたが、実際はよくわかりません。→「鴨入川とはどこなのか?」
終点の北上川への水門。後ろに見えるのは国道4号線、南大橋。右遠方には東根山が見えています。
許可表示板には「鴨入“川”排水樋管」、工事銘板には「鴨入 排水樋管」と、最初から統一性のないスタートです。
北上川沿いの道路を挟んで北側。コンクリート暗渠が伸びています。
下に降りて暗渠を辿ると、コンクリートの塊が前を塞ぎます。左側にある下道雨水ポンプ場の排水を、暗渠に接続する場所と思われます。