もう一本の桜川 〜 河北の桜川 3-5
グランドホテル下〜報恩寺〜北山1丁目
出典:グーグルを元に作成
前回の写真をもう一度。これのどこが人工的なのかというと、
出典:国土地理院を元に作成 単位:メートル
標高を1mごとに色分けしたものです。色の境が1mごとの等高線に当たります。
高低差がなるべく少なくなるように、等高線に沿って流れるような経路に作られています。
当然のことですが、水は高い方から低い方に流れます。自然であれば、高低差の大きい、急な勾配のところを水は流れていくはずです。
しかし水路は「水を遠くへ運ぶ」ことが目的ですから、運ぶ途中で低いところに落ちてしまうわけにはいきません。なるべく平らに、少しづつ高さを下げる経路を選ぶ必要があります。この曲線はその結果なのです。
また姿を現しました。下名須川踏切の北側、視覚支援学校へ向かう道の横です。
ここまでは「いかにも水路」的なものでした。開渠は痕跡を探すこともないし、根拠を調べることもないので、写真の羅列みたいになってしまいましたが、次回からは再び暗渠と痕跡の探求が始まります。