盛岡の水路跡


もう一本の桜川 〜 河北の桜川 2-1 追記

中津川〜山岸せせらぎ水路


今回の地図



 前回2月は雪に埋まっていた取水口跡を、2022年3月29日に再訪しました。

水門跡

2022年3月29日に撮影

 水門跡、取水口の方向には、石垣が組まれていて水路跡は見当たりません。「山岸せせらぎ水路」は昭和63年(1988)に整備されているので、そのときに塞がれたのかもしれません。


山岸せせらぎ水路分れ1

 このコンクリート構造物は、扉や上げ下げ装置は撤去されていますが、やはり水門の跡に見えます。門の前後とも埋め戻されているので、ここを通っていた水路跡は分かりませんでした。


山岸グーグル

出典:グーグル

 古地図や「もりおか物語」の記述によれば、中津川の方向に真っ直ぐ進んだところに、取水口があったはずです。

 昭和19年の水害のときには存在していたことが「もりおか物語」に書かれているのですが、昭和23年(1948)の航空写真では確認できませんでした。


取水口?

 中津川の対岸に渡って撮影したもの。赤丸のところが水門跡です。

 川岸に、護岸施設とは明らかに違うコンクリート構造物がありました。


取水口

 閉じられていますが、これが取水口の跡だと思います。

 ただ、ここから現状の水路まで高低差が2m以上あるのですが、それをどう越えていたのかが疑問です。


 2022.4.3 追記ここまで。

 



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