盛岡の水路跡


駅前北通~青山駅~木賊川へと水路跡を遡る 1-1

青山駅での発見


予定図

出典:国土地理院を元に作成、クリックで拡大

 青山駅って利用したことないな‥などと思いつつグーグルマップの航空写真を眺めていたら、「前九年北口」につながる道に「歩道」がありました。なんでこんな裏道に、と歩道を辿っていくと、途中から開渠に変わりました。また見つけてしまったのか。

 航空写真で水路を追っていくと、以前に発見しながら、どういう経路か分からなかった水路跡がどんどん繋がっていき、北上川に至りました。

 さらに古い航空写真を調べると、青山駅から上流側にも痕跡が残っており、この水路の取水口まで辿れそうです。


 北上川と雫石川に挟まれた盛岡の北西地域は、水路の宝庫で「水路好きが足を踏み入れると、二度と出られない」と言われていますが、(いや、言ってるのは私だけです)再度この地に挑みます。


2025年5月2日、8日、6月23日に歩いた記録です。


今回の経路

出典:国土地理院を元に作成

 今回もこの経路の終着点、北上川への排水口から上流に向かって遡っていきます。


1863古地図

出典:もりおか歴史文化館収蔵『城下及近在図』、国土地理院を元に作成

 1863年の古地図では上記のような経路で北上川に至っています。これらの痕跡は駅前の区画整理で、残っていないのではないかと思っていましたが、公図を取ってみるとそれらしい痕跡があります。


公図

 これで「最初」から「最後」までが整いました。


現場へ向かいます。


次へ →


桂汎用工房

HOMEへ戻る

歩いた記録へ戻る